November 30, 2004

◆「国民を信用していない」環境税導入論議に経団連会長

asahi.com : 社会経由
「国民を信用していない」環境税導入論議に経団連会長
 「日本経団連の奥田碩会長は29日朝、東京都内で開かれた谷垣財務相らとの意見交換会で、環境税の導入論議について「温暖化防止のために企業は努力している。税金をかけるというのは、国民や企業を信用していないということだ。政府は性悪説に立っているようで、悲しく、やるせない気分だ」と批判した。
 環境税は、京都議定書の温室効果ガス削減目標達成のために石油や電気代に課税しようというもので、環境省などが導入を求めている。奥田氏は「財務省が主体となり、国民を信頼する方向で考えてほしい」と注文。谷垣財務相は「明確なスタンスは決めていない」と述べるにとどめた。」

目的は違うところにあると思われ。

22:08:07 | harurin | comments(0) | TrackBacks

November 28, 2004

◆大量の礫(れき)により、アオサンゴに被害

WWFジャパンが更新されております。
世界で最大最古 と言われる、石垣島・白保のアオサンゴ群落が、大量の サンゴ礫(死んだ枝サンゴなどの破片)によって覆われ、被害が出ていることが分かりました。これは、 2004年の秋に接近したいくつかの台風(とり わけ台風23号)による強い波浪が、海底のサンゴ礫を巻き上げた結果と思われ、礫のつもった深さは、もっとも深いところで 60 センチ以上に達してい ます。
  サンゴは、土砂や礫に長期間覆われると、呼吸ができず、また体内で共生している褐虫藻も光合成が出来なくなるため、栄養不足になり、衰弱したり、死亡して しまいます。

【ヒメツルソバ】


22:54:31 | harurin | comments(0) | TrackBacks

November 27, 2004

◆懲りない政治家(せいじや)

asahi.com : 政治経由
・靖国参拝「次のリーダーも」 安倍氏が見直し論に反論
自民党の安倍晋三幹事長代理は、小泉首相の靖国神社参拝に対し、財界から日中間の経済活動への影響を懸念する立場から見直し論が出ていることについて「国のために殉じた英霊に尊崇の念をささげることは当然だ。それを否定すれば根本が崩れ、結果としてこの国の企業も成り立たない。いかに売り上げを増やすかということと引き換えにしていいのか」と反論した
・「慰安婦とか言葉減り良かった」 教科書巡り文科相発言
 中山文部科学相は27日、大分県別府市で開かれたタウンミーティングに出席し、歴史教科書について「極めて自虐的で、やっと最近、いわゆる従軍慰安婦とか強制連行とかいった言葉が減ってきたのは本当に良かった」と述べ、過去の歴史教科書を批判した。文科省の諮問機関が現在、06年度から使用する中学校の教科書の検定作業を進めている最中でもあり、文科行政トップによる発言は論議を呼びそうだ。

この国の政治家(せいじや)は・・・

21:48:03 | harurin | comments(1) | TrackBacks

November 26, 2004

◆「至仏山・調査基盤システム」が完成しました

日本自然保護協会が更新されておりました。
・「ジュゴン・ノグチゲラ・ヤンバルクイナの保全を求める勧告」採択される。
タイ・バンコクで開かれていた、第3回IUCN世界自然保護会議(2004年11月17〜25日)の総会において、NACS-Jをはじめとする8団体が提案していた、「ジュゴン・ノグチゲラ・ヤンバルクイナの保全を求める勧告」が採択された。
・「至仏山・調査基盤システム」が完成しました。
日光国立公園・尾瀬にある至仏山は、蛇紋岩という特殊な地質を持ち、その環境による特殊な高山植物種が豊富に生育する山として知られています。しかし、長年の登山利用で、特別保護地区にもかかわらず登山道各所で植生の踏み荒らしや裸地が進んできました。平成に入ってすぐ対処が行なわれましたが、残念ながら植生回復の成績は思わしくありません。

21:58:04 | harurin | comments(0) | TrackBacks

November 25, 2004

◆「緑のダム」刊行

築地書館から「緑のダム」刊行。
台風のあいつぐ来襲で、ますます注目される森林の保水力。これまで情緒的に語られてきた「緑のダム」について、第一線の研究者、ジャーナリスト、行政担当者、住民などが、あらゆる角度から森林(緑)のダム機能を論じた日本で初めての本。意見が対立する研究者たちの論考も同時に収載している。
本書は、「緑のダム」にかかわる専門家、行政、住民、ジャーナリストが手を組み、総力をあげて「緑のダム」に関する最新の情報をすべて盛りこんだ本である。
「緑のダム」という言葉が使われはじめたのは、一九七〇年代である(巻末年表参照)。当時、首都圏で水不足が問題となり、しきりに空になったダムが報道されたりしていたころに、森林の保水力も大事だということを伝えるために、林野庁で考え出された言葉のようである。その後、ダムや可動堰が次々と完成する一方で、一人当たり水使用量の減少、雨水利用の促進、水利用の効率化、農業の衰退などが進み、今後の人口減少予測もあり、結果として水需要増加の頭打ち傾向がはっきり見えてきたので、渇水の問題に関連して「緑のダム」が喧伝されることはほとんどなくなった。


【大和町古今伝授の里の紅葉】


22:27:56 | harurin | comments(1) | TrackBacks