November 13, 2004

◆吉野川で洪水日本記録。第十堰びくともせず。

姫野雅義の吉野川日記で「もうダムはいらない__自然のルネッサンスを求めて」シンポジュームの報告が。
「皮肉なことに、この史上最大の洪水は「可動堰計画の誤り」を実地に検証してしまった。旧建設省は「治水対策が最も急がれる第十堰」と強調してきたのだが、実際は...。
その1 第十堰と周辺堤防はびくともしなかった。
その2 第十堰周辺は堤防天端まで4m以上の余裕があった。(HWLまで2m)
いっぽう第十堰以外の上下流いたるところではんらんが発生した。やはり治水対策の対象は第十堰ではなかったというわけである。この大洪水は、緊急になすべき課題もあきらかにしてくれた。
その1 中小河川、内水対策、土砂流木対策。
その2 洪水のピークを下げる対策(森の整備など)の導入。
その3 堤防補強し、被害を減らすソフト対策の導入。
大洪水はこれまでを反省し転換するチャンスでもあるのである。
詳細は姫野雅義の吉野川日記で。

【高山城山公園にて】


20:43:31 | harurin | comments(0) | TrackBacks