November 17, 2004

◆「日本そして黒部川のダムを考える集い」

・黒部川のダム問題にご支援いただいた皆さんへ
黒部川排砂ダム被害支援ネットワーク事務局長
〔黒部川ウオッチング代表〕  金谷敏行
 日頃、黒部川のダム建設・排砂訴訟の問題でご支援いただいてありがとうございます。皆様方のご尽力の中で、「黒部川ダム排砂訴訟」も大きな進展を見ることになりました。裁判の過程の中で裁判官は国の「公害等調整委員会」を開催することになり、10月28日には原告の漁業者がバス1台に乗って上京し、第一回の裁定が行われました。
 環境への影響を評価してきた機関「黒部川ダム排砂評価委員会」のずさんな“評価”内容は司法の場で見直されることになり、独自に黒部川の連携排砂と富山湾の漁業被害の因果関係の調査を行うことになりました。 
  「黒部川ダム排砂評価委員会」は今年の連携は排砂も大きな影響がないとしてきましたが、今年は小屋平ダムで堆積したヘドロも流され例年以上の深刻な海と川の汚染が懸念されます。91年の初回排砂を除いて、ここまで汚染された川を見たのは初めての経験でした。今回、黒部川と富山湾の調査を行った金沢大学田崎研究室、福井県立大学青海教授の報告と、日本を代表する環境NGOのお一人田中優氏の講演会を以下の日程で開催します。たくさんの参加をお願いします。

《日本そして黒部川のダムを考える集い》
■日時…11月21日(日)15時〜18時
■場所…富山県民会館701号室(JR富山駅徒歩5分)
■参加費…500円
■内容
 講演 田中優氏「ダムがいる理由、要らない理由」
 調査報告 金沢大学田崎和江教授(地球環境学科)と研究室メンバー
 福井県立大学青海忠久(海洋生物資源学科)
 「今年の黒部川連携排砂を調査して」
主催/黒部川排砂ダム被害支援ネットワーク
連絡先/金谷 敏行 TEL・FAX 076-463-5607
メール kanaya2001@nifty.com
[more...]

23:07:00 | harurin | comments(0) | TrackBacks