April 07, 2005

◆住基ネットのセキュリティ向上に関する健全な議論について

セキュリティホール memo さん経由
住基カードのデザインが変わります(総務省) という話を見つけました。 たとえば 住基ネット・住基カードのご案内 (三鷹市) や 住民基本台帳カードとは? (横浜市) にある画像が「幾何学模様」入りのもののようです。 この件については、住民基本台帳カードのデザイン変更 (自治体情報政策研究所) が詳しいです。
 「それにしても、有効期間 10 年というのは、「公的な証明書としても使用でき」るものとしては長すぎるように思うなあ。」
住基ネットのセキュリティ向上に関する健全な議論について (武田圭史, 4/1)。個人的には「現行の住基ネットは破棄し、「地方自治」を強く意識した分散型システムとして再構築すべき」と思っています。その上で、それはそうかもしれないが、今できることは? という意味では、 たとえば京都府宇治市のとりくみが参考になると思います。 住基ネット稼働で気になる自治体の個人情報保護対策 (日経 IT Pro, 2002.10.04) より:
「問題は住基ネットだ。住基ネットで使用するデータベースは閉鎖系の中にある。ところが,住基ネットの先にある他の地方自治体のシステムについては安全性を担保できない。そこで,住基ネットとの常時接続を避け,宇治市の住民情報の更新だけを全国サーバにバッチ処理するようにした。通常はケーブルを外しておき,数分程度の更新作業中だけ職員が手でつなぐことにした(写真2)。 」


17:40:00 | harurin | comments(0) | TrackBacks