November 25, 2004

◆「緑のダム」刊行

築地書館から「緑のダム」刊行。
台風のあいつぐ来襲で、ますます注目される森林の保水力。これまで情緒的に語られてきた「緑のダム」について、第一線の研究者、ジャーナリスト、行政担当者、住民などが、あらゆる角度から森林(緑)のダム機能を論じた日本で初めての本。意見が対立する研究者たちの論考も同時に収載している。
本書は、「緑のダム」にかかわる専門家、行政、住民、ジャーナリストが手を組み、総力をあげて「緑のダム」に関する最新の情報をすべて盛りこんだ本である。
「緑のダム」という言葉が使われはじめたのは、一九七〇年代である(巻末年表参照)。当時、首都圏で水不足が問題となり、しきりに空になったダムが報道されたりしていたころに、森林の保水力も大事だということを伝えるために、林野庁で考え出された言葉のようである。その後、ダムや可動堰が次々と完成する一方で、一人当たり水使用量の減少、雨水利用の促進、水利用の効率化、農業の衰退などが進み、今後の人口減少予測もあり、結果として水需要増加の頭打ち傾向がはっきり見えてきたので、渇水の問題に関連して「緑のダム」が喧伝されることはほとんどなくなった。


【大和町古今伝授の里の紅葉】


Posted by harurin at 10:27 P | from category: 環境ニュース | TrackBacks
Comments

MQ0FiEnTgl:

(maaf) izin mengamankan KEDUA dulu. Boleh kan?! Hal ini yang selama ini belum mendapatkan perhatian dari saya, Mbak. .-= aldeanamh´s selesai [nulis] ..Saka Wanabakti Pramuka Cinta Hutan</a> =-.Sekarang, ayo diperhatiin, Mas&#8230;
(April 26, 2017 10:52 P)
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