April 14, 2005

◆太陽電池に迫る危機に業界が警鐘

ITmediaニュース経由、年間30〜40%の成長率を記録してきた太陽電池市場だが、材料であるポリシリコンの不足から、今年と来年は10%程度の成長にとどまりそうだ。(ロイター)
 太陽電池業界の幹部が4月13日、太陽電池のメインコンポーネントであるポリシリコンの世界的な不足から、業界のここ数年の急成長が失速する可能性があるとの懸念を示した。
 太陽電池最大手シャープのソーラーシステム事業部長、富田孝司氏は、シリコン価格の急騰でサプライヤーが需要を満たせなくなり、市場が徐々に停滞するという、同氏が言うところの「らせん状の悪循環」に警鐘を鳴らした。
 「こうした事態を非常に心配している。ポリシリコン素材の不足は材料の値上がりにつながり、最終的には太陽電池市場の停滞に至る可能性もある」と富田氏。
 太陽光発電市場は現在、世界のエネルギー需要のうちわずか1%を供給しており、その額は年間で推定70億ドルに相当する。業界はこの割合を 2030年までに8%に拡大するかもしれないと、European Renewable Energy Council(EREC)は予測している。

Posted by harurin at 05:40 P | from category: 環境ニュース | TrackBacks
Comments
No comments yet
:

:

Trackbacks