November 12, 2004

◆アマミノクロウサギ、「死亡事故」最悪ペース

アマミノクロウサギ、「死亡事故」最悪ペース
 鹿児島県の奄美大島で、国の特別天然記念物アマミノクロウサギが路上で死んで見つかるケースが増えている。環境省奄美野生生物保護センター(鹿児島県大和村)が把握しているだけでも今年は9月末までに16匹。3年前の年間件数の5倍を超えた。車にはねられたためと見られ、対策を求める声が高まっている。
同センターによると、路上で発見された数は01年3匹、02年4匹、03年19匹と増え、今年は前年を上回るペースだ。
島の全域で見つかっているが、特に最高峰、湯湾岳(694メートル)付近の大和、宇検両村にまたがる長さ10キロの村道で目立つ。03年1月〜04年9月に見つかった35匹のうち13匹がこの村道だった。
大和村によると、村道は幅約5メートルで、01年3月末に舗装が完了した。奄美の野生生物を撮影している名瀬市の写真家常田守さん(51)は「舗装に伴う交通量の増加とスピードの出しすぎが原因では」とみる。付近には注意を促したり速度制限を表したりする標識や看板がなく、「国や県は何らかの対策をとってほしい」と訴える。 (11/12 15:05)
(詳細はasahi comで)


23:05:42 | harurin | comments(1) | TrackBacks