March 06, 2005

◆「遠山川の明日を考える連絡協議会」への賛同加盟のお願い

長野県南部、 南信濃村内を流れる遠山川は、 南アルプスを源とする河川の中で最も自然度の高い清流として知られています。上流部には在来種であるヤマト イワナ、 中流部にはアマゴといったサケ科魚類が多数生息するとともに、その美しい景観は最早(もはや)、 南アルプスに残された最後の奇跡と言っても過言ではないでしょう。
 その清流に、 国土交通省は新たに 3 基の砂防ダム建設を計画しています。工事が着工されることになれば、 美しい景観が破壊されることはもとより、辛(かろう)うじて生き延びてきた渓流魚も多くは姿を消してしまうことでしょう。さらに、 砂防ダム建設計画の問題点は自然破壊のみならず、 下流部に新たな災害を発生させるとの指摘もあります。
(中略)
 今、 遠山川で河床低下による災害を防止するためには、 流出する土砂量を増加させる必要があります。ところが国が計画しているのは砂防ダムの新設。 自然を破壊するとともに、 下流部住民は今以上に災害の危険にさらされることになるのです。そこで、なんとしても砂防ダムの建設は阻止しなければならないと考えます。
 以上の理由で、 遠山川の新しい砂防ダム建設に反対する申し入れ書を作成することになりました。地元でも反対運動に立ち上がっている人々はおりますが、 村内は土木関係業者との癒着(ゆちゃく)も深く、 声を大にして反対意見を述べることが難しい状況にあります。
 そこで全国の山岳会、 自然保護団体、 渓流釣り団体、 自然を愛する皆様の協力が不可欠となります。
 皆様方には、 何卒、 申し入れ団体として加盟していただけますようお願い申し上げます。

「遠山川の明日を考える連絡協議会」
  代 表   榊 原 正 巳
    住所:静岡県掛川市城北 1丁目6−3
 
事務局代表 小 池 卓 (宇都宮渓遊会)
    住所:栃木県今市市木和田島 1567−171
    TEL:0288-26-1019
<賛同同意のメールはこちらへ>
  小 池 卓 dakkusu8@yahoo.co.jp
  瀬畑孝久 sebata_jr@ybb.ne.jp
  渡部信雄 hamanabe@aioros.ocn.ne.jp
詳しくは ↓
 宇都宮渓遊会:遠山川砂防ダム建設反対申し入れ団体加盟要請

Posted by harurin at 11:45 P | from category: NGO | TrackBacks
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